妊娠・出産

【戌の日】帯解寺で安産祈願!当日の流れや注意点、混雑状況など詳細レポート〜奈良旅行記①

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無事に安定期に入ったので、戌の日の安産祈願で奈良の帯解寺に行ってきました。

戌の日とは?

妊娠すると安産であってほしいと、誰でも願うものです。
妊娠5ヶ月目の最初の戌の日に、妊婦さんが安産を祈願して、腹帯を巻いてお参りをするという風習が古来からあります。

戌の日はいつ?

戌の日というのは十二支の戌からきています。
なので、12日周期でやってきます。
十二支の中でも、なぜ戌なのか?
たくさんの子を産みお産が軽い戌は、昔から安産の守り神として愛されてきました。
それにあやかって、戌の日に安産を祈願するようになったと言われています。

皇室御用達!安産祈願の名所 帯解寺へ

安産祈願するならなるべくご利益があるお寺に行きたいと思い、ネットで検索してみると帯解寺が目にとまりました。
平安時代から安産祈願の名所として知られ、美智子皇后、雅子皇太子妃をはじめ皇族の方々も安産祈願に訪れているそうです。
ちょうど、奈良旅行を予定していたのでスケジュールに組み込んでみました。

アクセス

JR奈良駅から桜井線に乗って2駅(7分)で帯解駅に到着です。
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桜井線は30分に1本くらいしか出ていないので、事前に時間を確認しておきましょう。
また、電車は2両編成ですが、1両目しか扉は開きません。
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そのせいか1両目には立っている人がいるのに、2両目は空席が目立っていました。
妊婦の方は1両目に空席がない場合、2両目に移動すると座れるかもしれません。
帯解駅を降りるとすぐに帯解寺への案内が目の前に。
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案内はあちこちに出ているので、迷うことなく帯解寺に着きました。
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駅から寺まで歩いて5分くらいです。
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車で来ている人が大半で、徒歩で向かう人はあまりいませんでした。
駐車場も結構な数あるので、車で行ってもおそらく駐車できるでしょう。
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駅はとてもこじんまりしていますが、さすが安産祈願で有名な場所だからか、駅のトイレはキレイな手すり付きの洋式でした。
ただ、紙の備えがないので注意が必要です。

受付までの流れ

安産祈願の受付は朝8時半スタートです。
9時過ぎにお寺に着いたのですが、受付には既に行列が。
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ここで慌てて列に並ばないように注意!
祈祷申込書に記入する必要があります。
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安産御祈祷申込書

祈祷申込書には「予定日、住所、妊婦と旦那さんの名前、電話番号、年齢、腹帯の有無」を記入する必要があります。
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代理で来ている場合は代理人の名前、住所、電話番号も必要です。
住所、氏名には必ずふりがなを振っておきましょう。
この意味は後々になってわかります。

受付、初穂料

祈祷申込書の記入が済んだら受付に申込書を提出します。
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旦那さんが受付に並んでいる間に、奥さんが申込書を記入するのが最も効率的ですね。
受付の方はすごく親切で、心を込めておめでとうございますと言ってくれます。
1日で数百人の参拝者があるだろうに、対応がとても丁寧です。
ここで祈祷料(初穂料)をお渡しします。
初穂料は場所によって異なりますが、帯解寺は1万円です。
申込書の内容確認で、腹帯を購入するかどうか聞かれましたが、トコちゃんベルト2をネットで買って持参していたので、袋から出してそのまま受付で渡します。

お寺では犬印の腹帯をいろいろ取り扱っているようです。
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受付を済ませた後は妊婦さんが本堂の前でお参りをし、本堂の横にある大広間で名前が放送されるのを待つように言われました。
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受付の時点でかなり人が多かったので、名前を呼ばれるのにどれくらい時間がかかるかを受付で聞くと、すぐに名前を呼ばれるから急いで大広間へ向かうようにとのこと。

本堂横の大広間で待機

お参りをして、急いで大広間へ向かいます。
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本堂横の建物に到着すると、人が多すぎるのかスリッパが足りません。
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幸いにも祈祷を終えた方からスリッパをもらい、早々にトイレへ。
トイレに行っている間にもう名前を呼ばれました。ラッキー!
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帰りがけに大広間を覗くと人が入りきれないほどだったので、本当にツイてました。
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広間から本堂へ向かう時にちょうど祈祷を終えた人たちとすれ違ったので、おそらく2巡目にギリギリ入れたようです。

本堂でのご祈祷

本堂に入ると、妊婦は前方の椅子へ、付き添いの方は後方脇の座布団へ促されます。
ざっと妊婦が30名くらい集まっています。
おそらく、1回あたりの祈祷人数の上限が30名くらいなのでしょう。
安産祈願の読経の前後に出産予定日順に妊婦の名前、住所、年齢が読み上げられますが、まぁまぁな個人情報流出っぷりでした。
都道府県、市区町村までは分かりますが、人によってはX丁目くらいまで読み上げているのです。
住所を聞く限り、関西の人がほとんどで、たまたま同じ神奈川県の人が1人いました。
ふりがなの重要度がここで分かります!
読み方が難しい住所のところでつまずき、ぶつぶつと読み方の試行錯誤をしながらつまってしまうのです。
なぜか2回読まれるのですが、2回とも同じ人のところでつまずいていました。

当日の服装

3月の第2週でみんなコートを着用していた為、あまりよく見えなかったのですが、皆さん普段着のようでした。
付き添いの旦那さんで1人スーツ着用の人がいましたが、小さいお子さん連れの人も多かったので、楽な服装で良いのではないでしょうか。
本堂は入口が開放されていて中はやや寒いので、寒い時期に行く場合はしっかり防寒を。

具体的な祈祷の流れ

  • だいたい集まったところでまず帯解地蔵の説明があります。
  • その後に受付で出した申込用紙を見ながら出席を取ります。
  • 来ていない人をチェックして再呼び出し。
  • 全員集まったところでいよいよ祈祷開始です。
  • 祈祷の最初と最後に妊婦の住まい名前年齢出産予定日が読み上げられ、自分の名前が呼ばれたらその場で祈るように指示されます。
  • 一通り祈祷が終わると、祭壇に置いてあったみんなの腹帯が一旦御朱印の為持ち出されます。その後にしばらく寺の歴史など小話が続くのですが、おそらく御朱印が終わるまでのつなぎの役目も果たしているようでした。
  • 次の回の腹帯が運ばれて来たところで小話が終了。妊婦のみ順次奥の地蔵に参拝の為移動します。
  • 4人ずつ参拝し、終わると本堂横の狭い部屋に通されます。その際一人一人名前を確認し、記念品と各自の腹帯が入った袋を渡されます。



記念品と住職のお話

記念品と腹帯を受け取ると、中身の説明が始まります。
ちなみに記念品の中身はこんな感じです。
説明の用紙、案内の用紙、お札、干菓子、御守りです。
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お札は2枚入っていて、1枚は帯に挟んで常に身につけるようにとの事でした。
腹帯にはしっかり御朱印が。
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ここでしばらく住職のお話が続きます。
お札をもらって急に今日から毎日祈れと言われてもピンと来ない人も多いのでは、という話の流れから、住職なりの『想い』についてのお話がとても丁寧に展開されます。
正直宗教や教えなどには全く興味がない私ですが、とても心打たれるお話でした。
こういう気持ちで日々過ごし、お札にお祈りする事が大事なんだな、と自分なりに消化できた感じがしました。
次から次へと祈祷が続く中で、流れ作業にならず、丁寧に自分の言葉でお話してくれる住職はとても好印象でした。

所要時間

お寺に着いたのがだいたい9時20分頃。
受付にだいたい10分から15分くらいかかり、その後本堂へお参り、祈祷とスムーズに進んで、全て終了したのは10時半くらいでした。
やはり待ち時間がなかったのが功を奏しました。
たまたま入れた2巡目の回に漏れてしまっていたら、プラス40分くらいかかったのではと思われます。
この日は大安ではなかったのですが、戌の日の日曜はやはり混雑するようです。朝なるべく早くに来るのがおすすめですね。

まとめ

こんな感じで無事に戌の日のお参り終了です。
かなり待つのではと警戒していたので、スムーズに終わって良かったです。