総額10万円前後にもなる妊婦健診(妊婦健康診査)の費用。
全自治体の95.8%が14回分、そのほかは14回以上の妊婦健診の費用を助成しています。
なかには、回数も金額も無制限で全額助成してくれる自治体もあるようです。
妊婦健診の公費負担額が多い順に都道府県別にランキングしました。
妊婦健診の公費負担額ランキング
順位 | 都道府県名 | 公費負担額 |
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1 | 青森県 | 11万8920円 |
2 | 岐阜県 | 11万7882円 |
3 | 山口県 | 11万6315円 |
4 | 長野県 | 11万6214円 |
5 | 徳島県 | 11万3880円 |
6 | 高知県 | 11万380円 |
7 | 福島県 | 11万158円 |
8 | 香川県 | 10万9800円 |
9 | 三重県 | 10万9590円 |
10 | 秋田県 | 10万8428円 |
11 | 宮城県 | 10万8377円 |
12 | 愛知県 | 10万6725円 |
13 | 島根県 | 10万6036円 |
14 | 新潟県 | 10万4848円 |
15 | 鹿児島県 | 10万2050円 |
16 | 宮崎県 | 10万1887円 |
17 | 福岡県 | 10万1300円 |
18 | 埼玉県 | 10万780円 |
19 | 滋賀県 | 10万731円 |
20 | 大阪府 | 10万209円 |
21 | 長崎県 | 10万円 |
22 | 富山県 | 9万9410円 |
23 | 沖縄県 | 9万9100円 |
24 | 茨城県 | 9万8451円 |
25 | 佐賀県 | 9万8370円 |
26 | 岡山県 | 9万8297円 |
27 | 福井県 | 9万7590円 |
28 | 石川県 | 9万7414円 |
29 | 熊本県 | 9万6600円 |
29 | 大分県 | 9万6600円 |
31 | 和歌山県 | 9万6484円 |
32 | 奈良県 | 9万5782円 |
33 | 栃木県 | 9万5000円 |
34 | 鳥取県 | 9万4756円 |
35 | 北海道 | 9万3821円 |
36 | 群馬県 | 9万2920円 |
37 | 千葉県 | 9万2665円 |
38 | 岩手県 | 9万1620円 |
39 | 静岡県 | 9万1200円 |
40 | 広島県 | 9万1184円 |
41 | 京都府 | 9万730円 |
42 | 山梨県 | 8万8348円 |
43 | 山形県 | 8万2790円 |
44 | 兵庫県 | 8万1927円 |
45 | 東京都 | 8万550円 |
46 | 愛媛県 | 7万9400円 |
47 | 神奈川県 | 6万4319円 |
全国平均 | 9万8834円 |
出典:「妊婦健康診査の公費負担の状況にかかる調査結果(平成26年4月)」(厚生労働省)
私のすまい、神奈川県は47位。
東京より低い順位なんて。47都道府県で最下位なんて…
でも、安心してください!
これはあくまでも、都道府県の平均であって、市区町村によって公費負担額は異なります。
私の住む神奈川県横浜市は、母子手帳とともに14枚の「妊婦健診補助券」を配布しています。
4700円が11枚、7千円が1枚、1万2千円が2枚の合計8万2700円
神奈川県は県内の格差も大きく、最高額の箱根町(10万1千円)と、最低額の湯河原町(4万6千円)で5万5千円もの開きがあるのです。
妊婦健診とは?
妊婦健診というのは、妊娠してから、胎児と妊婦に病気がないかを定期的にチェックするものです。厚生労働省では、妊娠23週までは 月に1回、24〜35週は2週間に1回、36週以降は週1回で、合計14回を標準としています。
8週〜11週 | 1回目 | 4週間に1回 |
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12週〜15週 | 2回目 | |
16週〜19週 | 3回目 | |
20週〜23週 | 4回目 | |
24週〜27週 | 5〜6回目 | 1週間に1回 |
28週〜31週 | 7〜8回目 | |
32週〜35週 | 9〜10回目 | |
36週 | 11回目 | 2週間に1回 |
37週 | 12回目 | |
38週 | 13回目 | |
39週 | 14回目 |
妊婦健診の公費負担とはどんな制度?
妊婦さんや胎児の健康状態をチェックする妊婦健診は、受診が義務づけられているわけではありませんが、きちんと受診するのがベスト!トラブルがあった時に妊娠中の経過がわからないと、適切な処置ができない場合もあります。
毎回5000円程度、場合によっては1万円以上かかる健診費ですが、現在はすべての市区町村で14回以上の健診費が公費負担となっており、なかには自己負担ゼロですむ人もいます。ただし、1回あたりの助成額は自治体によって異なるうえ、自由診療のため病院によって健診費も異なるので、完全に無料になる人は少ないでしょう。
また、クアトロテスト(胎児がダウン症などの病気である確率を算出する検査)など、任意で受ける検査や、妊娠高血圧症候群など保険診療になる検査・治療は助成の対象外であることが多いです。
使える人 | 妊婦なら誰でも |
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助成金額 | 約10万円 |
申請時期 | 妊娠が確定したら |
申請窓口 | 住民票がある市区町村の役所 |
助成時期 | 妊婦健診費の支払い時、または後日申請した2〜3ヶ月後 |
必要なもの | 特になし (「妊娠届出書」を提出し、母子健康手帳と同時に交付されます) |
妊婦健診の標準的な検査項目
毎回共通する基本的な項目
- 健康状態の把握(経過週数に応じた問診、診察)
- 検査計測(子宮低長、腹囲、血圧、浮腫、尿検査、体重などの基本設定)
- 保健指導(食事や生活のアドバイス、妊娠や出産に関する悩み相談など)
必要に応じて行う医学的検査
- 血液検査
妊娠初期、24〜35週、36週以降に1回ずつ、30週までにHTLV-1抗体検査を1回
- 子宮頸がん健診(細胞診)
妊娠初期に1回
- 超音波検査
23週までに2回、24週〜35週、36週以降に1回ずつ
- B型溶血性レンサ球菌(GBS)
24〜25週に1回
- 性器クラミジア
30週頃までに1回
まとめ
今回のランキングはあくまでも公費負担額だけをみたものです。
北海道の南富良野町は特定不妊治療費1回15万円まで、1年に3回を限度として、通年5年間の費用を助成してくれます。
公的制度で貰えるものはもらいたいですよね!
是非一度、市区町村のHPなどで妊娠・出産・育児に関してどのようなサポートがあるのか確認してみましょう。