女性にとってものすごく恐ろしい、しかしとても身近な病気『乳がん』
最近では北斗晶さんが手術を受けたり、いまや12人に1人がかかると言われていて、他人事ではありません。
30代以降になると、健保によっては会社の健康診断などでエコー(超音波)検査などをする機会が出てくると思いますが、この健診結果が個人的にはとても微妙だなと思っています。
その理由を自分の検査経験から書き出したいと思います。
【検査機関や検査技師によって診断結果が違う】
事の発端は2年前の健診での事。
エコー検査で乳腺のう胞の可能性有りとの診断を受けました。
乳腺のう胞は、乳がんと間違いやすい病気で乳腺系の病気の中で最も多いとされる良性の病気『乳腺症』の1つのタイプです。
おそらく、この乳腺症、のう胞という診断を受けた事がある人は多いのではないかと思います。
私の場合は、検査をしている段階で技師の方から「いくつかしこりがありますね。おそらくのう胞だと思いますが、精密検査をした方が良いですね」と言われていたので、結果通知を待ってすぐに乳腺科を調べ検査に行きました。
マンモグラフィーとエコー検査、触診を受け、『乳腺線維腺腫」という診断を受けました。
しこりの数も、健診で聞いていた数より多く、全部で8個ありました。
このまま数や大きさに変化がなければ問題ない、という診断だったので、経過観察でその後3ヶ月後、半年後と検査に行き(この2回はエコーと触診のみ)、特に変化がない為次は1年後にまたマンモグラフィーとエコー検査を受ける事になっています。
この間さらに2度健保の健診でエコー検査を受けていて、検査機関はその都度変えました。
かなり時間をかけて検査をしてもらったのですが、いずれの検査機関でも乳腺科の診断と同じしこりを全て発見する事すらできず、線維腺腫ではなく、やはりのう胞なのでは、とも言われました。
絵でしこりの場所と大きさを全て記入したものを持って行っているにも関わらず発見できない、となるとあーやっぱり健診機関の検査はあてにならないんだな、と思ってしまいます。
【乳腺科できちんと検査を】
しこりの場所や大きさによって、見つけにくいものもあると思います。
技師の技術も検査機関によって違います。
そうなると、毎年健診を受けていて問題ないから大丈夫、と安心してしまうのはリスキーなのではないでしょうか。
現に、健診で乳腺症やのう胞との診断を受け、乳腺科を受診してみたら乳がんだった、というケースもかなりあるそうです。
また、きちんと乳腺科を受診していても、別の乳腺科に行って検査をしたら乳がんだった、という話も聞きます。
まずは1年に1度、乳腺科での検査を習慣づける事が大事だと思います。
もし何かしこりを発見した場合は、できればもう1つ別の乳腺科を受診してみるのがいいのでは、と思います。
私も現在通っている乳腺科に近々行って検査を受けて、今度は別の乳腺科を探して再度検査してみようと思っています。
2つの病院を1年に1度ずつ、半年間隔になるように行けたらベストだな、と個人的には思っています。
北斗晶さんは毎年エコー検診を受けていたそうです。
そうなると年に1度の検査のみでは足りない気もします。
ちなみに今通っている病院は、表参道のブレストケアクリニックです。
ネットで予約が取れてとても便利です。
院内もキレイで先生もとても親切にいろいろ教えてくれます。スタッフ、先生共に全員女性なのもうれしいところです。
気になるマンモグラフィーの痛みですが、私は思ったより痛くないな、と思いました。
痛みの感じ方は人それぞれだと思いますが、一度受けてしまえば「こんなもんかな」と恐怖はかなり軽減されると思います。
当たり前ですが、検査を受ける事より乳がんの方が何倍も恐ろしいです。
面倒でも健保や市区町村の健診とは別で、1年に1度乳腺科での検査をおすすめします。
もちろん、セルフチェックもお忘れなく。